希望の光

『主は、ご自身が試みを受けて苦しまれたので、試みられている者たちを助けることがおできになるのです。』(へブル人への手紙2章18節)

皆さんは、どのようなクリスマスをこれまで過ごされて来たでしょうか?

日本人にとってクリスマスとは、サンタさんからプレゼントをもらう日、素敵な恋人と過ごす日、或いは外国のお祭りのようにあまり馴染みのないものかもしれません。しかし実は、私たち日本人にも関わりがある日なのです。それは私たち日本人をも救いに導こうと願っておられるイエス・キリストの誕生を祝う日だからです。

イエス・キリストは、今から約2000年前に、イスラエルのベツレヘムというところでお生まれになりました。神が人のかたちをとった姿が、このイエス・キリストなのです。しかしその誕生は非常に簡素なものでした。イエス・キリストは、その夜、馬小屋で生まれ、飼葉おけに寝かされていたのです。

誰が自分の赤ん坊を飼い葉おけに寝かせるでしょうか?飼葉おけとは、牛や馬などの餌となる草を入れるおけです。当然汚いでしょうし、臭かったことでしょう。石で出来ていたようでありますから、固くて、冷たいものであったに違いありません。しかし神は、そのような人が嫌がる場所に自らを置くことを通して、私たちの救い主となって下さったのです。

この暗くさびしい馬小屋に生まれたキリストは、人を救うためにご自分のいのちをお捨てになりました。そのような神が、他にいるでしょうか?救い主イエス・キリストは、私たち人間の冷たく、汚い心に希望の光を照らすために、私たち人間と同じような姿になられました。飼葉おけに寝かされたのは、救い主として生まれたしるしだったのです。

「主は、ご自身が試みを受けて苦しまれたので、試みられている者たちを助けることがおできになるのです。」

あなたの心にキリストの光が届きますように。